ベルリッツ・キッズの短期集中キャンペーンのレビュー:子供を通わせてみた効果と感想

ベルリッツ・キッズの短期集中キャンペーンの口コミ・レビュー・評判・感想3:子供の英語教育

(最終更新:2018年9月)

 

小学校1年生の子供のために、夏の短期集中キャンペーン(レッスン数20回/1か月)に申し込み、夏休みの間、ベルリッツ・キッズに通わせました。

 

夏休みも終わり、全てのレッスンを終えましたので、今回はそのレビューとして

 

ーベルリッツ・キッズのレッスンの内容と宿題

ーベルリッツ・キッズの良かったところ

ーベルリッツ・キッズの残念だったところ

ー短期集中キャンペーンを終えての感想

 

 をご紹介したいと思います。 

 

(以前の記事はこちら)

ベルリッツ・キッズの夏の短期集中キャンペーンのレビュー:ベルリッツ・キッズとは

 

ベルリッツ・キッズの夏の短期集中キャンペーンのレビュー:コースの種類と費用 / 申し込んだ理由

 

ベルリッツ・キッズのレッスンの内容と宿題

ベルリッツ・キッズは、「5回のレッスン+1回の復習レッスン」の計6回のレッスンを1サイクルとして、計6サイクル、延べ36回のレッスンを行うカリキュラムになっており、毎週1回、丸々1年掛けて終わらせるのが通常コースのプログラムです。

 

私の子供の場合は、今回は20レッスンのコースに通いましたので、全カリキュラムのうちの半分ちょっとを夏休み期間中に終えたことになります。

(ちなみに、"夏休み"ということで、通常のレッスンから外れて「スイカの形をした扇子を作る」というイベント的なレッスンも1回だけありました)

 

レッスンでは、毎回、何かしらのQ&Aフレーズ(例えば、Where is ~?⇒It’s in ~.)を習い、レッスン後にはそのQ&Aフレーズに沿った宿題が出されます。

 

宿題は「親が質問をして子供が答える」という形式になっており、問題数としては毎回3~5問程度、時間にして10分も掛からない分量でした。

 

ベルリッツ・キッズの良かったところ

ベルリッツ・キッズの良かったところは、毎回、子供が楽しく通えたことです。

 

平日はほぼ連日通わなくてはいけなかった上に、1日に2レッスンという日もありましたが、先生が子供慣れしていること、クイズやゲームを織り交ぜてレッスンを進めること等のため、レッスン後に「今日はどうだった?」と感想を聞くと、毎回「楽しかった」と答えていました。

(1回だけ「英語だけしか話さないから疲れた...」と言っていた時もありましたが)

 

コースが始まるまでは、「申し込んだものの途中で嫌がって通わなくなったらどうしよう」と心配していたので、楽しく通い続けてくれて本当に良かったと思います。

 

ベルリッツ・キッズの残念だったところ

一方で、残念だったのは、期待していたほどレッスンの効果を実感できなかったことです。

 

「大人でも20回英会話教室に通ったらある程度英語慣れするので、吸収が早い子供だったら、20回も通えば簡単なやり取りくらいすぐに習得できてしまうのでは?」と想定していたのですが、残念ながらそんなに甘くはありませんでした。

 

レッスン後に「今日は何を習ったの?」と聞いても、英単語がいくつか出てくる程度で、その日のレッスンで習ったはずのフレーズを覚えていない/理解できていない、ということが多々あり、結局、宿題をベースに親がフレーズをゼロから教え直す、という日がちょこちょこ(2回に1回くらい)発生しました。

 

本人にレッスン内容をきちんと覚えていない理由を聞いてみると、「先生が英語しか話さないから、分からない時は全く分からない」ということでした。

 

ベルリッツ・キッズの短期集中キャンペーンを終えての感想

楽しく続けられたのは良かったと思いますが、「費用対効果を考えるとちょっと物足りない」というのが、実際に通わせてみての率直な感想です。

 

ただ、これは「ベルリッツ・キッズがいまいち」という訳ではなく、「英語初心者の子供に短期集中コースは向いていない」ということが一番の理由だと思います。

 

英語の基本的なルール(文法)を理解している場合は、アウトプットの経験をまとめて積む場として短期集中コースは有効だと思います。

 

一方で、英語初心者のわが子の場合、All Englishのレッスンが毎日続くと、習ったことを振り返る時間が十分に取れず、明らかに消化不良を起こしていました。

 

親としても、宿題に付き合うだけでなく、その日のレッスン内容を教え直す等、意外と親の手間も掛かりましたので、連日レッスンが続くのは結構大変でした。

 

短期集中コースを受けさせる前は「長期休みの度に集中的にレッスンを受けさせればいいかな」と考えていたのですが、今は、英語初心者の子供の場合は、新しいことを習うレッスンは週1程度のペースに留め、家庭でしっかりと復習するインターバルを設けるやり方の方が、親子双方にとってサステナブルで、効率もいいかな、と思っています。

 

以上、個人的な体験・感想になりますが、お子さんの英語教育について考える際の参考になれば幸いです。


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